全GMの97%が1位予想。最強ウォリアーズに対抗できる3チームは? (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 今季のウルブズはスターターの顔ぶれが大きく変わるというリスクを背負うことになるが、バトラーも新加入のタージ・ギブソン(PF)もシカゴ・ブルズ時代にトム・シボドー・ヘッドコーチ(HC)のもとでプレーしているので、ウルブズのスタイルは理解しているだろう。昨季わずか31勝でウェスタン13位に沈んだウルブズが今季白星を大きく上積みするのは間違いなく、上位に食い込む可能性も十分にある。

 一方、ロケッツは過去4度のアシスト王・6度のスティール王に輝いた「リーグ屈指のPG」クリス・ポールを獲得し、チームを牽引するエースのジェームズ・ハーデン(SG)と新コンビを組む。

 昨季のロケッツはハーデンがPGを務め、彼のドライブからの得点、もしくはドライブからのキックアウトでスリーポイントを狙うというスタイルを徹底したことで、ウェスタン3位の座まで駆け上がった。だが、今季はPGのポールの加入によって、スタイルの変更を余儀なくされるだろう。比較的ボールを保持する時間が長いポールがハーデンと共存できるのか、疑問視する識者も多い。

 しかし、10月4日に行なわれたオクラホマシティ・サンダーとのプレシーズンゲーム初戦で、ふたりはその疑念を一掃した。両者30分弱の出場時間で、ハーデンは16得点・10アシスト、ポールは11得点・7アシストを記録し、104-97でチームを勝利に導いている。

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