教えて麒麟・田村さん。五輪新種目「3×3バスケ」ってどんなスポーツ? (2ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Sportiva

「興味はあるけど、200万円はムリやなぁ」と思っていると、親交のあった現役Bリーガーの岡田優介選手(京都ハンナリーズ/SG)から連絡をもらい、「一緒にオーナーをやりませんか?」と声をかけてもらったんです。岡田選手もオーナーの話を知って興味はあるものの、現役選手なのでひとりで手を挙げることにためらっていたそうです。

 そこで、リーグを運営するゼビオに「オーナーは連名でもいいのか?」と問い合わせたところ、「問題ない」とのことだったので、僕に声をかけてくれたんです。「これは渡りに船じゃないか、やってみよう!」と。ただ、金銭的な負担面、また何か問題が発生した場合は盾になってもらおうと、大西ライオンを言葉巧みに勧誘し(笑)、3人で共同オーナーになったんです。

 前説が長くなり、申し訳ありません。ではいよいよ、バスケ芸人改め「3×3芸人」田村裕が、3×3の魅力について語らせていただこうと思います。

 まずは、3×3がどんな競技かを説明するために、5人制とのルール上の違いをいくつか挙げていこうと思います。

 ご存知の方も多いかと思いますが、3×3はコートの大きさが5人制の約半分。横15m×縦11mの広さのコートを使います(5人制は横28m×縦15m)。試合時間は、5人制は10分間・4ピリオド制ですが、3×3は10分間・1ピリオド制。ただし、先に21点以上を獲った時点で勝利となる「ノックアウト」ルールがあります。

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