NBA事件簿。キャブスのファイナル完敗は、あの凶運セレブのせい? (6ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 一方でデリック・ローズ(ニューヨーク・ニックス/PG)は、トランプが所有するシカゴのトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーの84階に280万ドル(約3億1000万円)で購入したコンドミニアムを保有している。ローズはトランプ反対派の意見も理解できるとしつつ、「ロケーションが最高で気に入っている。家族のために残しておきたい」と述べ、コンドミニアムの売却予定はないとのこと。

 アメリカでは、年間王者に輝いたプロスポーツチームがホワイトハウスを表敬訪問するのが慣例だ。だが、カリーはファイナル制覇後、ホワイトハウスへの表敬訪問を拒否する趣旨の発言をしている。トランプ騒動は、どうやら今後もしばらく続きそうだ。

(5)キャブスが連覇を逃した原因は「あの悪女」の呪いだった?

 MLBでは「バンビーノの呪い」「ビリー・ゴートの呪い」などの逸話が有名だが、NBAにも新たな呪いが誕生するかもしれない。それは「クロエ・カーダシアンの呪い」である。

「お騒がせセレブ」として名を馳せるクロエは、2009年にラマー・オドム(当時レイカーズ)と交際わずか1ヵ月でスピード結婚したことで、一躍NBAファンにも注目される存在となった。しかし2013年には別居し、2015年に離婚手続きを始めたというニュースが飛び交うと、今度はオドムがラスベガスの売春宿で意識不明の状態で発見され、緊急搬送されるという事態に。クロエ関連のゴシップ記事は連日、全米中のNBAファンを大いに楽しませた。

 さかのぼれば、クロエは2005 年のドラフト1巡目・全体14位でミネソタ・ティンバーウルブズに指名されたラシャード・マキャンツとも交際した過去を持つ。マキャンツはノースカロライナ大時代にNCAAトーナメントを制したエリート選手だった。

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