「強すぎて退屈」の2強、
ウォリアーズとキャブス。3度目の激突は?

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 キャブスがプレーオフで多用しているアイソレーション(※)からの「レブロンの1on1」をウォリアーズはどう止めるのか? デュラント、アンドレ・イグダーラ(SF)、グリーンなどが交互にマッチアップするだろうが、なかでもグリーンとレブロンのマッチアップは必見だ。

※アイソレーション=1対1を仕掛けやすいように企図されたフォーメーション。

 昨年のファイナル第4戦、グリーンはレブロンの股間を叩き、1試合の出場停止処分を食らっている。ウォリアーズはグリーンが欠場となった第5戦を落とし、一気に流れをキャブスに持っていかれて優勝を逃した。因縁深い両者のマッチアップは、きっと今年も何かが起こるはずだ。

 キャブスはレブロン、ラブ、カイリー・アービング(PG)の3選手、ウォリアーズはカリー、デュラント、トンプソン、グリーンの4選手――両チーム合わせて7人もの選手が今季のオールスターゲームに選出されている。ファイナルでありながら、もはやオールスターゲームといっても過言ではない。

 現地時間6月1日(日本時間6月2日)、口笛を吹くようにファイナルまで駆け上がった東西の王者が、初めて必死の形相で勝利を求めてコートを駆ける。果たして、今季のNBA覇者はどっちだ?

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