2017.05.11

栃木ブレックスの司令塔・田臥勇太が語る
Bリーグ初代王者への想い

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

「地区優勝が決まり、改めて1番になることの達成感を感じたんです。だから、『ここがゴールじゃない』と改めて思いました。優勝したい――優勝を全員で掴み取りたいと」

 田臥が言う"全員"とは、チームメイトやスタッフだけではない。ブレックスファンも含まれている。

「Bリーグになってから、特に思います。以前からファンは、いい流れのときにはすごく盛り上がってくれました。でも今は悪いとき、だらしないパフォーマンスをしてしまったときには、厳しい言葉をぶつけてくれる。今季はそのシビアさがある。強いチーム、期待されるチームになればなるほど、ファンにそういうシビアな部分があるべきだと思います。それがチームの成長にもつながりますから。

 Bリーグ初年度の今季、ファンの人たちのなかにも『自分たちはリーグトップのチームのファンなんだ』という自覚のようなものが以前よりも芽生えているのかなと感じます。それをすごくありがたいことだと感じながら、今季はプレーしてきました。選手個々、チームだけじゃない、ファンも一緒に成長したシーズンだったという感覚があります。だから、全員で優勝を掴み取りたい」