ロケッツvs.スパーズ。
NBA最強の「ホコタテ」対決、いざ決着!

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

ゴールデンステート・ウォリアーズ(1位/67勝15敗)
vs.
ユタ・ジャズ(5位/51勝31敗)

 カンファレンス・セミファイナルのもうひとつの対戦カードは、リーグ最高の得点力を持つウォリアーズと、リーグ最高の守備力を誇るジャズの顔合わせとなった。

 ファーストラウンドでのウォリアーズは、ポートランド・トレイルブレイザーズをあっさりとスウィープ(4連勝)。しかも、ケビン・デュラント(SF)が左ふくらはぎのケガで2試合欠場していたにもかかわらず1試合平均119.5得点をマークしており、オフェンス力に陰りは見えなかった。

 4連勝のおかげでカンファレンス・セミファイナルに向けて十分な休息も取れ、デュラントのケガも順調に回復と伝えられている。復帰したファーストラウンド第4戦では出場時間20分に制限されていたが、どうやら今シリーズはフル出場できそうだ。マット・バーンズ(SF)やショーン・リビングストン(PG)といったベテラン勢に故障者を抱えるも、ステファン・カリー(PG)、クレイ・トンプソン(SG)、デュラントの3選手が万全な状態でコートに立つのであれば、いよいよチームはエンジン全開といっていいだろう。

 一方のジャズは、ロサンゼルス・クリッパーズとのファーストラウンドで第7戦までもつれた接戦を勝ち抜き、カンファレンス・セミファイナルに駒を進めてきた。

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