サプライズ続出のNBA序盤戦。
全米がおったまげた5人の超人たち

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 10月26日、開幕戦となったデンバー・ナゲッツとの一戦で、50得点・16リバウンド・5アシスト・7スティール・4ブロックと大爆発。あと1ブロック奪っていれば、「50得点での5×5(ファイブ・バイ・ファイブ)」という前人未到の大記録が生まれていた。それでも、スティールが正式にカウントされ始めた1973-1974シーズン以降で1試合に「45得点・15リバウンド・5アシスト・5スティール以上」を記録したのは、この試合のデイビスが初めてである。

 デイビスは昨シーズン、MVP候補と呼ばれながらケガで戦線を離脱。デビューから4年連続でフルシーズン出場を果たしたことはない。プロ5年目、いよいよ真価を問われるシーズンとなりそうだ。

 他にも、11月7日の対ニューオーリンズ・ペリカンズ戦でステファン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ/PG)が13本の3Pシュートを沈め、1試合における3P成功数の最多記録を更新するなど、新たなNBA記録が生まれている。今シーズンはどんな選手が、どんなプレーで記憶と記録にその名を刻むのだろうか――。

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