選手たちに聞いてみた「Bリーグになってバスケ界は変わったか」 (2ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

●観客動員では東地区が奮闘。西地区は苦戦

 開幕2日間で代々木第一体育館を埋め尽くしたのは"1万8593人"。その熱気は次々とホームで開幕を迎える各チームの盛り上がりにつながった。現在、集客では開幕時の勢いから落ち着いてきた中で、10月末の第6節を終えてBリーグが出した集計では、1試合の平均観客数は3003人だった。これは昨年比47%アップという数字だ。

 千葉ジェッツ、栃木、横浜ビー・コルセアーズなどでは過去最高の観客数を集め、10月2日の千葉対栃木戦では船橋アリーナに6023人もの集客があった。その千葉は観客動員において、1試合平均4595人でダントツの1位。以下、新潟アルビレックスBB(3842人)、栃木(3562人)、琉球ゴールデンキングス(3475人)、横浜(3421人)、秋田ノーザンハピネッツ(3401人)、レバンガ北海道(3401人)、仙台89ERS(3047人)と続く8クラブが平均3000人超に達した。また9位のアルバルク東京(2786人、代々木第一で開催した開幕戦含まず)まで含めると、東地区の6チームすべてがトップ10入りを果たしており、地域差に偏りが出てきている。

「昨シーズンは成績が悪いなりに運営面で努力をしてシーズンで10万人集まった。今年は戦力を補強して12万人を集める目標なので、成績も伴わないといけない」(千葉・島田慎二代表)

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