NBA最強ウォリアーズを上回る「超攻撃的チーム」が旋風を起こすか (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

表は昨季の順位。丸数字は昨季プレーオフ進出チーム表は昨季の順位。丸数字は昨季プレーオフ進出チーム こんなに僻(ひが)まれるほど、今季のウォリアーズの戦力は他を圧倒している。ステファン・カリー(PG)、クレイ・トンプソン(SG)、デュラント(SF)、ドレイモンド・グリーン(PF)と、スターター4人までもがオールスター選手。その強さを表すように、『CBSSports.com』がこんな記事を掲載している。

「ある球団のフロントが選手たちのスタッツをもとに、今季の成績をコンピューターで試算。すると、昨季王者のキャブスは『レギュラーシーズン64勝』という数字が出た。それに対し、ウォリアーズは『83勝』という数字が算出された」

 ご存知のとおり、レギュラーシーズンは82試合。今季のウォリアーズの戦力はそれほどまでに圧倒的で、将来「NBA史上最強チーム」と呼ばれる可能性すらある。

 そのウォリアーズを追うのは、昨季ウェスタン2位のサンアントニオ・スパーズと、4位のロサンゼルス・クリッパーズだろう。

 スパーズはティム・ダンカンが引退したものの、パウ・ガソル(C/前シカゴ・ブルズ)の獲得に成功し、チーム力は落ちていない。それどころか、昨季のオールNBAファーストチームに選出された新エース、カワイ・レナード(SF)がさらなる進化を遂げそうだ。

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