意外な選手が大金をゲット。誰かに言いたくなる「NBA年俸トップ10」 (6ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 そして10位は、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(PG)で約2430万ドル(約25億2000万円)。昨シーズンはチームの2枚看板のひとりだったラマーカス・オルドリッジ(PF)がサンアントニオ・スパーズに移籍し、戦力不足を指摘されながらも、絶対的エースとしてチームをカンファレンス・セミファイナルまで牽引。オールスターにも2度出場しており、まだ26歳と若い。さらなる成長も見込める選手なだけに、妥当な額ではないだろうか。

 以上、トップ10を発表したものの、あの男の名前が挙がっていないことに気づいた読者も多いはずだ。昨シーズン平均30.1得点で得点王に輝き、シーズンMVPも獲得したステファン・カリーの名前がランクインしていない。今シーズンのカリーの年俸は、なんとリーグ82位の約1210万ドル(約12億5000万円)。今オフにブルックリン・ネッツと契約したジェレミー・リン(PG)がリーグ92位で約1150万ドル(約11億9000万円)であることを考えれば、いかに格安かがわかる。

 その理由は、まだブレイク前だったカリーが2012年に4年4400万ドル(約45億5000万円)という契約を結んでいるため。今シーズンが契約最終年なので、来シーズンはカリーの年俸が倍増するのは間違いないだろう。

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