2016.10.06

女子バスケWリーグ開幕!
「世界レベル」の競技力を見てもらうために

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

「ケガ人が戻ってくるので、新しく強いバスケを見せたい」と燃えるシャンソン化粧品のチョン・ヘイルHCや、「今はケガ人がいるが、今年はかなりバランスの取れたチームになった」と手応えを語るトヨタ自動車のドナルド・ベックHCは、着実にチーム作りを進めている。クセ者指揮官たちが虎視眈々と狙う打倒JX-ENEOSに向けて、ぜひともリーグを見応えあるものとしてほしい。

 そんな女子バスケ界が追い風にある中で非常に残念なのは、Wリーグからの宣伝や発信力が乏しいことだ。オリンピックでの活躍を機に新しいファン層を取り込める時でありながらも主立った告知はない。また今シーズンからはインターネットでの動画配信『WJBLチャンネル』が廃止され、テレビ中継の予定も発表されていない。

 こうした状況に「オリンピックでいい成績を残しても、何も変わらない」と訴える選手もいる。元日本代表でキャプテンを務めた大神雄子(トヨタ自動車)だ。

 先日開催されたWリーグの開幕会見の席にて「選手は一生懸命にやることが使命で、リーグと協会がコミュニケーションを取ることが、オリンピック後の盛り上がりにつながる」と述べた上で、囲み取材の場で持論を展開した。大神は以前、日本協会がFIBAから統治能力を指摘されて制裁を受けていた時、改革を任された川淵三郎氏(現JBAエグゼクティブアドバイザー)が開いた女子代表との意見交換の場でも同様の意見を述べている。