「マジか!」のウォリアーズ移籍。ケビン・デュラントの誠実な説明 (5ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko
  • photo by Getty Images

「このリーグで簡単なことは、何もない。近道もない。82試合戦わなくてはいけないのは同じだし、慣れるまでの期間もある。むしろ、誰も知らないチームやコミュニティに来て、これはより難しい道だと思う」

 何をチャレンジだと思うかは、人それぞれだ。デュラントは慣れたチームで続けることよりも、新しい環境へ移ることにチャレンジを感じた。そのことによって、自分がより成長できると思った。大事だったのは、その判断を自ら下したということだった。

 デュラントは言う。

「自分が何をしたいか、どう感じているかをもとに決断した。これが自分にとって一番いい決断だった。他の人たちがそれに対して、どう感じるかということまでコ ントロールすることはできない。僕は自分の人生を生き続けていくだけのこと。この先、バスケットボールができる期間もそれほど長いわけではない。毎日を楽しみたいんだ」

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