田臥、比江島、渡邊たちの決意。日本男子バスケが五輪最終予選に挑む (4ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

「“超ハードワーク”というのはディフェンス、ルーズボール、リバウンドで相手のコンタクトに負けないことと、細かいことまでしっかりやる日本の良さを出すことを言う。去年、アジア選手権でベスト4になった以上のことを出さなければ勝てない相手と戦うのだから、超ハードワークをするのは当たり前。アジア選手権では試合の大事なところで自分の体力が続かなくて決め切れなかった。この大会では自分が大事なところで決めることが勝ちにつながる」(比江島慎

「中国遠征での自分は0点。自分があんなプレーをしていたのでは、わざわざアメリカから帰ってきて代表に呼ばれた意味はないです。もっと得点を取って、リバウンドに絡んで、試合の大事なところで力を発揮してチームの勝利に貢献したい。世界を相手にすることは楽しみでもあるし、早く対戦したくてワクワクもしているが、世界最終予選というのは、相手が100%でくるのなら日本は120%の力を出さなければならない大会。オリンピック予選なのだから勝利にこだわり、相手選手の上からダンクをぶちかますプレーを出したい」(渡邊雄太)

 オリンピックの切符をつかみに行く挑戦であるとともに、10年間閉ざされてきた世界への扉を開ける戦いが始まる。7月4日ラトビア戦(日本時間5日午前1時~)、6日チェコ戦(同7日午前3時~)、日本はまずこの2戦にすべてをぶつける。

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