アイシン三河vs東芝神奈川。「NBL最後の王者」に輝くのは? (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 昨年9月には、「ドリームゲームズ」と銘打たれてNBLとbjリーグとの交流戦が実現。昨季bjリーグ覇者の浜松・東三河フェニックスとNBL覇者のアイシン三河、トヨタ東京(NBL)と秋田ノーザンハピネッツ(bjリーグ)が対戦し、結果はどちらもNBLチームが勝利した。集客力ではbjリーグがNBLを上回っていたが、現時点の実力ではNBLが上と言っていい。

 つまり、ファイナルを制して「NBL最後の王者」となることは、「Bリーグ最初の王者」の最短距離に位置づけられる、ともいえよう。もちろん、初年度のBリーグ王者を目指し、今年の夏はどのチームも大幅な補強を進めるだろうが、選手を獲得する際、「NBL最後の王者」の肩書きが有利に働くことは間違いない。

 果たして、NBL最後の王者に輝くのは、アイシンシーホース三河か、それとも東芝ブレイブサンダース神奈川か――。今後の日本バスケットボール界を占ううえでも、今年のNBLファイナルは必見だ。

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