【NBA】ウォリアーズvsサンダー。「リーグ最強デュオ」はどっちだ? (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 また、両者のスタイルの違いも、このカードの見どころとなるだろう。ウォリアーズはビッグマンに頼らず、平均身長が下がってもトランジション(攻守の切り替え)の速さを重視する「スモールラインナップ」で今季のリーグを席巻している。一方のサンダーは、スパーズ戦でスティーブン・アダムス(C)とエネス・カンター(C)を時間帯によって同時起用したように、「スーパービッグラインナップ」で戦うシーンが多かった。速さvs高さ――、どちらのスタイルがこのシリーズを制するのか。5月17日に行なわれたカンファレンス・ファイナル第1戦は、108-102でサンダーが初戦を制している。

 一方、イースタンのカンファレンス・ファイナルに駒を進めたのは、クリーブランド・キャバリアーズとトロント・ラプターズだ。

 キャブスは、セカンドラウンドでアトランタ・ホークスをスウィープ(4連勝)。ファーストラウンドから8戦全勝で、プレーオフに入って一度も星を落としていない。好調なキャブスの最大の武器になっているのが、スリーポイントだ。ホークスとの第2戦では、J・R・スミス(SG)の7本を筆頭に計25本のスリーポイントを沈め、1試合スリーポイント成功数でNBA新記録を樹立。さらに第3戦でも21本のスリーポイントを沈めるなど、その勢いはとどまるところを知らない。

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