【NBA】プレーオフ開幕。イースト王者キャブスは「天敵」と激突 (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 レギュラーシーズンの対戦成績は、3勝1敗でホークスがリード。シード上位のホークスがホームコートアドバンテージを持つ。しかし、今季の流れを踏まえるならば、アウェーでより真価を発揮するセルティックスがホークスの足もとをすくうかもしれない。

 一方、トロント・ラプターズ(56勝26敗/2位)対インディアナ・ペイサーズ(45勝37敗/7位)の一戦は、ラプターズ有利と予想される。

 球団史上最多のレギュラーシーズン56勝を挙げて第2シードを獲得したラプターズは、明らかに今季を「勝負の年」と位置づけている。オールスターガードのカイル・ラウリー(PG)、デマー・デローザン(SG)のバックコートコンビの破壊力はリーグ屈指。4月に入って守備職人のデマール・キャロル(SF)がひざの手術から復帰し、プレーオフに間に合ったのも心強い。1試合平均98.2失点とイーストでもっとも固い守備が、より強固になるのは間違いない。

 今季のペイサーズは、完全復活したポール・ジョージ(SF)がオフェンスのタクトを振るう。見どころは、「ペイサーズのジョージ対ラプターズのキャロル」のマッチアップだ。この対決の勝敗が、試合結果を大きく左右するだろう。

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