ファン歴20年超。ゆず北川悠仁氏が熱く語る「NBAの魅力」 (3ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko  WOWOW●写真 photo by WOWOW

 特に、今シーズン限りで引退するコービーには、強い思い入れがある。

「ほぼ同世代で、デビューも同じころ。職業は違えども、本当に同期っていう感じ。同じように走り続けてきて、バスケを見れば彼がいて、『コービー、今年も頑張っているな』という感じで見てきた。だから引退はすごく寂しいし、でも、本当にお疲れさまっていう気持ちなので、今年のオールスターは"コービー祭り"だと思っています」

 初めて生でNBAを見たのも、2000年代初頭のニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツ対ロサンゼルス・レイカーズだったという。

「あのころのコービーはまだ気性も荒くて。一流のスーパースターっていうよりは、もうちょっとヤンチャな、プレーはいいけどけっこう激しいみたいな、そんな印象を最初は持っていました。今日(現地で)取材したらすごく紳士で、さらに好きになりましたね」

 若手のなかで気になる選手を聞くと、昨年のオールスターのダンクコンテストで優勝したザック・ラビーン(ミネソタ・ティンバーウルブズ/PG)の名前を挙げた。実は昨年のオールスターで、北川氏はラビーンと1対1の取材をしている。

「僕は去年、ザック・ラビーンを推していたので、(取材したときに)サインした手ぬぐいに日本語で『ダンク王』って書いて渡したんです。その手ぬぐいは(コンテストで)着けてもらえなかったので、残念だなと思っていたら、後日、御礼に彼のバッシュの左足が送られてきたんです。それもサイン付きで。もう、大ファンになっちゃいました。今年もダンクコンテストでの活躍をとっても期待しています」

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