【NBA】昨季覇者ウォリアーズをしのぐ「大本命」はこのチームだ!

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 もうひとつは、近年低迷を続けているサクラメント・キングス(ウェスタン13位)。9シーズン連続でプレーオフに駒を進めていないものの、レイジョン・ロンド(PG)がチームに加わったことで、デマーカス・カズンズ(C)、ルディ・ゲイ(SF)と、スターターのメンツは揃った感がある。我の強すぎる彼ら3選手が共存できるかどうかはクエスチョンだが、噛み合えば面白い存在になるだろう。もしかしたら、プレーオフ進出の「大穴」かもしれない。

 また、上位進出にはもう少し時間が必要かもしれないが、有望な若手を抱えているミネソタ・ティンバーウルブズ(ウェスタン15位)にも注目したい。昨年の新人王アンドリュー・ウィギンス(SF)と、オールスターでダンク王に輝いたザック・ラヴィーン(PG)の「NBA2年目コンビ」に加え、今季はドラフト1位でカール=アンソニー・タウンズ(C)をピックアップした。数年後には、間違いなくウェスタンで上位を争うチームとなるはずだ。

 そして最後、ロサンゼルス・レイカーズ(ウェスタン14位)のコービー・ブライアント(SG)に触れないわけにはいかないだろう。今シーズン限りで引退が濃厚と言われている。そのプレーをしっかりと瞼(まぶた)に焼き付けておきたい。


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