日本人初のWNBA選手・萩原美樹子が語る「日本バスケの未来」 (5ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro  利根川幸秀●撮影 photo by Tonegawa Yukihide

――なぐさめでも、社交辞令でもなく、小さくてもできることがあると?

萩原 絶対にあります。そして、「これが自分の強みです」と言えるものがある選手は、本当に強い。バスケットボールは身長だけで勝敗が決まるわけではない。チームゲームですから、それぞれの強みを持ち合って、「1+1+1+1+1=5以上」になれば、強いチームになります。ぜひ、自分の強みやチームの強みを見つけてほしいです。


【profile】
萩原美樹子(はぎわら・みきこ)
1970年4月17日生まれ、福島県福島市出身。高校卒業後の1989年、共同石油に入社。1993年から4年連続で得点王に輝き、1996年のアトランタ五輪に出場する。1997年にWNBAドラフト2巡目全体14位指名を受け、サクラメント・モナークスに入団。日本人初のWNBA選手となる。1999年に現役を引退。2004年のアテネ五輪では女子日本代表チームのアシスタントコーチを務め、2013年に女子ユニバーシアード日本代表チームのヘッドコーチに就任。現役時代のポジションはフォワード。


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