【NBA】目指せドリームチーム。アメリカの次世代を担う「U-23」たち (4ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 ハリソン・バーンズは、ウォリアーズのリーグ制覇に貢献した万能型のスモールフォワード。名門ノースカロライナ大出身で、ファストブレイクで先頭を走る走力と、3ポイントシュートが大きな武器だ。ディフェンスも得意で、ポイントガードからセンターまですべてのポジションを守ることができる。チームにとっては心強いマルチな才能を持った選手だ。

 ビクター・オラディポは、試合中に「360度回転ダンク」を叩き込むなど、派手なダンクが印象的なシューティングガード。デビューイヤーだった昨季の平均13.8得点から、今季は平均17.9得点まで急上昇させるなど、シュートセレクションも格段に向上させるなど成長著しい。キャンプの紅白戦では4本のスリーポイントを含む25得点を上げる活躍で、「来季は初のオールスター出場か」とささやかれている。

 また、2013-14シーズンの新人王に輝いたマイケル・カーター=ウィリアムス、シュートが入り出したら止まらないブラッドリー・ビール、そして万能型フォワードとして高く評価されているトバイアス・ハリスと、今の「U-23」は粒ぞろいだ。

 はたして東京五輪のコートに、彼らのうち何人が立っているだろう。レジェンドとなりうるポテンシャルを秘めた彼らの若手時代を、今のうちにしっかりとその目に焼き付けておきたい。

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