【NBA】目指せドリームチーム。アメリカの次世代を担う「U-23」たち (3ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 デイビスは昨夏のワールドカップで、チームUSAのインサイドの要として優勝に貢献。昨季のレギュラーシーズンでは平均24.4得点(リーグ4位)、10.2リバウンド(同8位)、2.9ブロック(同1位)を記録し、プレーオフではNBA制覇を果たしたウォリアーズを相手に4試合平均31.5得点を叩き出し、リーグ屈指のプレーヤーであることを証明した。

 一方、アービングも昨夏のワールドカップ出場メンバー。抜群のスピードで相手ディフェンスを切り裂き、決勝ではゲームハイの26得点を上げて大会MVPも獲得している。

 このふたりがチームUSAの今後を支えるインサイドとアウトサイドの主軸であり続けるのは間違いない。だが、現時点では上記のふたりより評価は低いものの、急成長を遂げているのが次の面々だ。

 アンドレ・ドラモンドは、211センチ・127キロの恵まれた体躯を誇るセンター。さほど器用さはないが、パワーとスピードでディフェンスを圧倒する昨今では珍しい本格派だ。特にオフェンスリバウンドは圧巻。平均リバウンドこそ2年連続でリーグ2位だったが、オフェンスリバウンドに限れば2年連続でリーグナンバー1。8月のキャンプ3日目の紅白戦では、ゲームハイの27得点・16リバウンドを記録し、その存在を強烈にアピールしている。

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