【NBA】今季MVPのステファン・カリーを凌ぐ「真の勝者」は? (3ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 ポポヴィッチHCは昨年オフにスパーズと5年契約を交わしており、2018-2019シーズンまでチームを率いることになった。それも影響しているのか、「今シーズン限りで引退では?」と囁(ささや)かれていたティム・ダンカン(PF)は、来シーズンの現役続行を決断した。さらに、こちらも進退について注目されていたマヌ・ジノビリ(SG)も、「俺がいないとダンカンが寂しがる」と現役続行を宣言。また、クワイ・レナード(SF)やダニー・グリーン(SG)といった主力選手の再契約にもスパーズは成功している。

 しかもスパーズは、今オフのFA市場の目玉だったラマーカス・オルドリッジ(前ポートランド・トレイルブレイザーズ/PF)を獲得。さらにデビッド・ウェスト(PF)も、ペイサーズが提示した1260万ドル(約15億5000万円)の契約を蹴ってまでスパーズに移籍してきた。現在1022勝のポポヴィッチHCは、来シーズンも白星の山を積み重ねていくだろう。

【第3位】 元気なマイケル・ジョーダン、現役プレーヤーをディスる?

 今年2月で52歳となった、「バスケットボールの神様」マイケル・ジョーダン。現役を退き、すでに12年の歳月が過ぎるも、話題には事欠かない。今年3月にアメリカ経済誌『フォーブス』が発表した「2015年世界長者番付」には初めてランクインし、世界で1826人しかいない「ビリオネア(資産1200億円以上)」の仲間入りを果たした。

 ただ、ジョーダン絡みのニュースは、めでたい話題ばかりでもない。昨年11月には、バラク・オバマ大統領を相手にトラッシュトークを繰り広げてもいる。テレビ番組で「一緒にゴルフをするなら?」と聞かれたジョーダンは、「オバマとやってみてもいいかな。いや、やっぱりダメだ。オバマはヘタクソだ。一緒にプレーしたら日が暮れる」と毒舌を放った。

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