【NBA】フレッシュな4強。ファイナルのコートに立つチームは? (6ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 こうなると勢いは、完全にロケッツだった。第7戦、エースのハーデンが31得点、トレバー・アリーザ(SF)が6本のスリーポイントを沈めて22得点を奪う猛攻を披露。第7戦までもつれ込んだ激闘は、ロケッツが制してカンファレンス・ファイナルへと進んだ。

 ウォリアーズ対ロケッツの注目は、間違いなく「カリー対ハーデン」の対決だろう。今季のレギュラーシーズンMVPを決める記者投票で、ハーデンはカリーに次ぐ2位という結果だった。このシリーズは、NBAファイナルに進出するチームを決めるだけでなく、現在リーグで最も価値のある選手を再び決める、「ファイナルMVP」に一歩近づくための戦いでもある。チームを勝利に導くことのできる「真に価値のある選手」は、カリーか、ハーデンか――。直接対決で雌雄を決する。

 NBAファイナルの第1戦は、カンファレンス・ファイナルの進行具合にかかわらず、現地6月4日に行なわれることが決定した。約2週間後、コートに立っているのは、どのチームだ?


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