【NBA】フレッシュな4強。ファイナルのコートに立つチームは? (3ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 1勝1敗で迎えた第3戦はデリック・ローズ(PG)のブザービーターでブルズが勝利し、第4戦はレブロン・ジェームズ(SF)のブザービーターでキャブスが勝利。さらに第5戦も残り49秒、キャブス2点リードの場面で、ローズのシュートをレブロンがブロックして試合を決した。

 そして迎えた第6戦。第2クォーターにキャブスのカイリー・アービング(PG)が左ひざのケガを悪化させてロッカールームへ。ファーストラウンドでケビン・ラブ(PF)が肩を脱臼して戦線離脱しているキャブスは、「ビッグ3」のふたりを欠く状況となり、絶体絶命かと思われた。しかし、ここで「ゴートゥーガイ(※)」が現れる。オーストラリア出身の2年目ガード、マシュー・デラベドバだ。この日、11本中7本のシュートを沈め、チームハイの19得点をマーク。さらに好ディフェンスでローズを封じ、キャブスが4勝2敗でブルズとの接戦を制した。

※ゴートゥーガイ=大事な場面で力を発揮する選手。

 ホークス対キャブスのレギュラーシーズンの対戦成績は、ホークスの3勝1敗。しかし、キャブスはレギュラーシーズンからスターターが様変わりしているため、どちらが有利とは一概には言えないだろう。現地アメリカでは、「キャブス有利」の声が多い。

 勝敗を分けるポイントは、以下の3点ではないだろうか。

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