【NBA】フレッシュな4強。ファイナルのコートに立つチームは?

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 第3戦はポール・ピアース(SF)のブザービーターでウィザーズが勝利すれば、第5戦はアル・ホーフォード(C)が残り1.9秒でオフェンスリバウンドからシュートをねじ込み、逆転でホークスの勝利。そして第6戦はホークスの3点リードで迎えた試合終了寸前、ブザーが鳴り響くと同時にピアースが体勢を崩しながらスリーポイントシュートを放つと、ボールはネットの中へ。しかし、リプレイ判定の結果、ピアースの手からボールが離れる直前に試合が終了していたことが判明し、ホークスが薄氷の勝利でカンファレンス・ファイナルへの切符を掴み取った。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

 試合後、ホークスのデマール・キャロル(SF)は、「バスケの神様が、俺たちの味方をしてくれたようだ」とコメント。対する敗者となった37歳のピアースは、「現役を続行するかどうかは未定だ」と語り、コートを後にした。もし、このままピアースがユニフォームを脱ぐことになれば、あれが現役最後のシュートとなる。そうなれば、あのシーンは後世まで語り継がれることになるだろう。

 また、第2シードのキャブスと第3シードのシカゴ・ブルズが対戦したカンファレンス・セミファイナルも、壮絶な激戦だった。

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