【NBA】プレーオフ中間地点。東西4強に残るチームは? (2ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 レギュラーシーズンの対戦成績では、ホークスが3勝1敗と勝ち越した。しかし、ファーストラウンドからの勢いなら、ウィザーズが上だ。ホークスのデマール・キャロル(SF)は、「自分たちのプレーができれば、俺たちはどんなチームにだって勝てる」とコメント。ホークスの「自分たちのプレー」、すなわち、誰かひとりの選手に頼ることなく全員でボールをシェアするバスケットができるか否か、そしてウィザーズがそれを阻止するかが勝敗を分けるポイントになりそうだ。

 イーストのもうひとつの対戦カードは、クリーブランド・キャバリアーズ対シカゴ・ブルズ。この組み合わせを、「実質的なカンファレンス・ファイナル」と言う声は多い。

 第2シードのキャブスは、レギュラーシーズンが後半になるにつれて成績を上げ、最後の15試合は11勝4敗。終盤での成績では、第1シードのホークスを大きく上回っている。その勢いをそのままに、ファーストラウンドでは第7シードのボストン・セルティックスをスウィープで一蹴。エースのレブロン・ジェームズ(SF)は過去5年間で4度ファイナルへと勝ち進んでいるように、プレーオフの勝ち方を熟知している。カイリー・アービング(PG)がプレーオフ初出場という不安はあったが、ファーストラウンド4試合で平均23.3得点を挙げて杞憂に終わった。

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