【NBA】後半戦スタート。補強に成功した「勝ち組」は? (5ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 また、ウェスタンの上位陣もウォリアーズを1位の座から引きずりおろすべく、様々な補強でチーム力をアップさせている。2位のメンフィス・グリズリーズ(42勝17敗)は28歳のジェフ・グリーン(SF)を、そして3位のヒューストン・ロケッツ(41勝19敗)は高い身体能力を誇るジョシュ・スミス(SF)と、ポテンシャルを秘めたルーキーのK.J.マクダニエルズ(SG)を獲得。4位のポートランド・トレイルブレイザーズ(39勝19敗)はリーグ屈指のシックスマン、アーロン・アフラロ(SG)をチームに加えて補強した。

 新たに獲得したプレイヤーが、凶と出るか吉と出るか――。その両極端な可能性を秘めているのは、現在6位のダラス・マーベリックス(40勝22敗)だろう。昨年12月、マーベリックスはセルティックスからレイジョン・ロンド(PG)を獲得。ロンドがリーグ有数のポイントガードなのは間違いないが、2月24日の試合中にロンドはリック・カーライルHCと口論して1試合の出場停止処分を受けるなど、不安な要素もはらんでいる。また、ニックスから契約解除となったアマーレ・スタウダマイアー(C)も加わったが、チームの顔であるダーク・ノビツキー(PF)やモンタ・エリス(SG)らと共存できるかは未知数だ。躍進か凋落か――、マーベリックスの後半戦はどちらに転ぶのか。

 そして、現在ウェスタン最下位で優勝やプレイオフ争いとは無関係ながら、後半戦のミネソタ・ティンバーウルブズ(13勝46敗)にも注目してほしい。

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