【NBA】若手続々!オールスターで「世代交代」なるか? (3ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 さらに、オールスターのイーストを率いるのは、ホークスのマイク・ビューデンホルツァー・ヘッドコーチ。試合中、どこかのタイミングでホークス4選手を同時にコートに立たせると予想される。ほぼホークスのメンバーで固めたイーストが、ウェストのスター集団相手にどう対峙するのか、仮想NBAファイナルとして観戦するのも面白いだろう。

 また、個人的に注目したい選手は、ケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー/SF)と、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ/PG)だ。この2選手は、今ゲームへの本気度が格段に違う。

 デュラントは昨季のシーズンMVPをはじめ、すでに4度も得点王に輝いた、言わずと知れたスーパースターだ。しかし先日、チャールズ・バークレー(1984年~2000年/元フェニックス・サンズなど)に、「ケビン・デュラントはレブロンに次ぐ、世界で2番目の選手であることは間違いない。しかし、今シーズンは出場試合数が少なすぎる」と言われたり、マスコミから「勝率5割ギリギリのサンダーから2選手(もうひとりはラッセル・ウェストブルック)も選ばれるのはおかしい」と指摘されるなど、オールスター出場に対して不満の声が噴出した。

 それを耳にしたデュラントは、2月6日のペリカンズ戦のロッカールームで、このような強気なコメントを発している。

「俺の代わりにオールスターに出たい奴は、俺と1on1で勝負して勝てばいい」

 これだけの発言をしておいて、オールスターゲームで凡庸なスタッツは残せないだろう。デュラントがコートに立ったら、目を離すわけにはいかない。

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