【NBA】ダンク&3Pコンテスト、「新たな伝説」誕生の予感 (4ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 一方、スラムダンクコンテストと同じ日に行なわれるスリーポイントシュートコンテストも、今年は見どころ満載だ。初めてスリーポイントシュートコンテストが開催されたのは、今から30年前の1986年。初開催年から3連覇を達成したのが、「レジェンド」の異名を持つラリー・バード(元セルティックス/SF)だ。コンテストのファイナルラウンド前、バードが対戦相手に「準優勝おめでとう」と話しかけたことや、ファイナルラウンドのラストショットを放った直後に人差し指で天を差したパフォーマンスは、今もオールドファンの語り種(ぐさ)となっている。

 スラムダンクコンテストで2連覇(1987年・1988年)したジョーダンは、1990年にはスリーポイントシュートコンテストに参加。しかし、ファーストラウンドで記録した5点が歴代最低得点だったことも思い出深い。ちなみに、1990年から3連覇を達成したのは、ジョーダンのチームメイトで、いぶし銀のシューターとして活躍したクレイグ・ホッジス(当時シカゴ・ブルズ/SG)である。

 ホッジスのみならず連覇が多いのも、スリーポイントシュートコンテストの特徴のひとつだ。1993年と1994年はマーク・プライス(当時クリーブランド・キャバリアーズ/PG)、1998年と2000年(※)はジェフ・ホーナセック(当時ユタ・ジャズ/SG)、2002年と2003年はペジャ・ストヤコビッチ(当時サクラメント・キングス/SF)、2007年と2008年はジェイソン・カポノ(当時ヒート&ラプターズ/SF)がコンテストを連覇している。いずれも、NBAの一時代を築いたシューターばかりだ。

(※)1999年はロックアウトによるシーズン縮小のため開催されず。

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