【NBA】ダンク&3Pコンテスト、「新たな伝説」誕生の予感 (2ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

「驚愕」という点では、1986年、「小さかったら高く跳べ」のキャッチコピーでスポーツシューズのCMにも出演した170センチのスパット・ウェブ(当時ホークス/PG)のダンクを真っ先に思い出す人もいるだろう。1991年のディー・ブラウン(当時ボストン・セルティックス/PG)の目隠しダンクと、その直前にシューズにエアを入れるパフォーマンスに魅せられ、リーボックのポンプオムニライトを買った中高生のバスケ部員も多かった。また、スラムダンクコンテストに4度出場しながら、ついに優勝できなかったショーン・ケンプ(1989年~2003年/元シアトル・スーパーソニックスなど/PF)や、1997年に最年少記録(18歳)でコンテストを制したルーキーのコービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ/SG)のダンクに魅了されたファンも少なくない。その後も、2000年に逆回転360ウィンドミル(※)を披露したビンス・カーター(当時トロント・ラプターズ/SG)や、2010年に史上最多となる3度目の優勝を飾った175センチのネイト・ロビンソン(当時ニューヨーク・ニックス/PG)など、スラムダンクコンテストから次々とスターが生まれた。

※ウィンドミル=ボールを持った腕を風車のように回転させながら行なうダンク。

 そして、2015年のスラムダンクコンテストに参戦する選手たちも、次世代のスターとなる可能性を十分に秘めている。今回出場するのは、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/SF)、ザック・ラビーン(ミネソタ・ティンバーウルブズ/PG)、ビクター・オラディポ(オーランド・マジック/SG)、メイソン・プラムリー(ブルックリン・ネッツ/C)。4人全員が初めての出場だ。

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