2014.11.05

竹内譲次「子供たちのためにもトップリーグはひとつ」

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

――競技の底上げをするためには、代表選手が率先して日常で戦うリーグからやり合っていくことが必要。竹内選手自身はリーグでどのように戦って競技力を高めていきますか。

竹内 僕個人のことで話をしますと、チームの流れが悪くなった時の立て直しと、時には周りが自分に合わせてくれるような存在感を出すことが必要だと思っています。今はその役割ができていないので、もっと自覚を持って引っ張らなくてはなりません。また、今回代表で出番のなかった若手たちが悔しい思いを持ってリーグで戦い、下から突き上げて成長していくことが必要です。自分も若手に負けられないというのはありますし、その気持ちがなくなったら選手生活は潮時。まだ若手に負けているとは思っていないので。

――選手が競技力を高めようとしている中、FIBAから制裁を受ける可能性が出てきました。国を背負う立場の選手として、制裁を下された場合の影響をどう考えていますか。

竹内 こういう状況になった時に、選手ができることは何かと考えています。今はリーグ中だし、制裁の決定がされていない中では、自分のパフォーマンスの向上に努めることが一番重要だと考えています。

――代表選手として、国際大会の場を失うことの怖さや、怒りはこみ上げてこないですか?

竹内 国際大会の場を失われて経験を積めなくなるのはつらいことです。でも果たして、協会だけが悪いのか、その判断が僕にはつかない部分があります。トップリーグをひとつにしろというのがFIBAの言い分ですが、ニュースを聞いていると協会が全部悪いとなっていて、どういう経緯でこのような事態になってしまったのかは、協会からも、リーグからも説明を受けたことがないのです。もし、制裁が下されて長引くならばそれは絶対にあってはならないことだと思います。

 協会だけが悪いかといったら多分違う。NBL、企業、bjリーグの意見もありますし、企業名を入れるという問題は、本当に全部の企業チームが言っているのでしょうか。bjリーグが完全にプロチームにしたいという意向についても同じで、企業とbjリーグ側の真意が選手には正確には伝わってきません。どの情報が正確なのか今は判断ができず、僕はやっぱり、協会とNBLとbjが歩み寄るしかないと思います。