2014.11.03

bjリーグ城宝匡史「全員プロならば、リーグを統一したい」

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

――では、選手はどうでしょうか。bjリーグはプロになって、この10年間で競技レベルは上がったと感じますか。

城宝 僕を含めてですけど、競技レベルはだいぶ上がったと思います。外国人のバスケットに触れることで、レベルは確実に上がったと思います。

――今回のように、インタビューをすれば城宝選手のように様々な意見は出て来るけれど、選手からの声がなかなか出てこないのはなぜでしょうか。リーグ統一に関して選手同士で話をしますか? 情報はどこで入手していますか?

城宝 みんな、この件に関してはあまり詳しく知らないと思います。情報も新聞やネットで記事を読むくらいです。ただ、みんな不安はあると思うんです。このままのチーム数でやるんだろうか、統一してチーム数が減るなら選手を削らなくてはいけないんだろうかとか、でも、どうしたらいいという会話はなかなか出てこないし、選手同士で話したことはないです。これは本当に難しい問題で、プロになる、ならないはずっと昔からやっていることじゃないですか。10月末までといっても、なかなか、まとまらないと思うんですよね。

――FIBAからの処分が免れない状態になったことについては、どう思いますか?

城宝 フィリピンとかは、昔に制裁を食らったと聞きました。だから時間をかけて解決していくしかないと思います。でも、国際大会に出られないのはどうかと思います。僕たちのチームは毎年、台湾リーグの優勝チームと交流していますが、いい試合ができたりするんですよ。台湾は昨年のアジア選手権で4位。ワールドカップには届かなかったけれど、アジアでは強豪です。そんなチームと交流できていい経験ができているなと思うんですよね。だから、国際大会には出てみたいです。

――改めて、bjというプロリーグに10年間所属し、城宝選手がプロ選手として目指していることを聞かせてください。

城宝 僕はプロになって、このリーグで揉まれて成長してきました。bjにいる外国人選手はフィジカルが強いし、その外国人選手に負けないようにとプレイしてきて、プロで日本一の選手になりたいという思いでやってきました。今32歳ですけど、まだまだ上のレベルでやりたいので、誰にも負けないようなバスケット選手になりたいです。昨シーズンはMVPを取らせていただきましたけど、個人のことより、チームの優勝。せっかくファイナル4()までいったのに優勝できなかった悔しさがあるので、今シーズンは絶対に優勝したい。目指すはプロリーグで日本一のバスケット選手になることです。
※上位、東8チーム、西8チームがトーナメント形式で、プレイオフ、カンファレンスセミファイナル(2戦先勝)を戦い、残った東2チーム、西2チームがそれぞれ1戦先勝で準決勝、決勝を戦う。

【プロフィール】
城宝匡史(じょうほう まさし)
1982年4月24日、北海道出身。183cm、83kg
北海道大麻高等学校から大阪商業大学へ。大学卒業と共に、bjリーグ大阪エヴェッサに所属し、東京アパッチ、滋賀レイクスターズを経て、現在は富山グラウジーズ所属。昨シーズンはレギュラーシーズンMVPを獲得している。


日本バスケ界に一言
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