2012.12.14

【NBA】常勝軍団スパーズの生命線は、
コンビ結成11年目の「ジノビリ&パーカー」にあり

  • 佐古賢一●解説 analysis by Sako Kenichi
  • photo by AFLO

 一方、今年で30歳となったパーカーも、近年になってプレイに円熟味が出てきました。昔はジノビリに頼っていた面もありましたが、現在はゲームの中でどのようにアジャストしていくのか、自分の活かし方を熟知してきたように感じます。昔からスピードはピカイチでしたが、今はパスなのか、シュートなのか、余裕のあるプレイを見せるようになりました。30歳になった今が一番、いい状態ではないでしょうか。

 また、スパーズの『ガードコンビ』が、アメリカ人ではない点も興味深いですね(ジノビリはアルゼンチン出身、パーカーはベルギー生まれフランス育ち)。アメリカ人にはないリズムやステップワークを、ジノビリやパーカーは持っているんです。ヨーロッパの選手は幼少期から独特なステップワークを教えられると聞いたことがありますし、たしかにドイツ出身のダーク・ノヴィツキー(ダラス・マーベリックス)のステップも特徴的です。スパーズの生命線は、やはりNBAの中でも異色な『ガードコンビ』にあると思います。

 コンビを組んで今年で11シーズン目――。ジノビリとパーカーの存在なくして、今のスパーズは語れません。6年ぶりのNBA王座奪還なるか、円熟味を増したふたりの名ガードのプレイに今後も注目したいと思います。


取材協力:WOWOW
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