2012.04.28

【NBA】リーグトップでプレイオフに挑むブルズに黄信号?

  • 佐古賢一●解説 analysis by Sako Kenichi
  • 高須 力●撮影 photo by Takasu TsutomuPhoto by AFLO

※チーム順位は各カンファンスでの順位 対する第2シードのマイアミ・ヒートは、ファーストラウンドでニューヨーク・ニックスと対戦します。両者の相性を考えると、ややヒートが有利かと思うのですが、ニックスの強力タレントが爆発すれば、どうなるか分かりません。アマーレ・スタウダマイアー、カーメロ・アンソニー、タイソン・チャンドラーの『ニックス版ビッグ3』に加え、シックスマンのJ.R.スミスやスティーブ・ノバックの状態が、今かなりいいんです。こういうサポート役の活躍が、プレイオフでは重要です。どこまでヒートを追い詰めるのか、ニックスのスタートダッシュに注目です。

 ヒートは、やっぱりレブロン・ジェームズ次第だと思います。順調に勝ち上がっても、ファイナルやカンファレンス決勝は、彼にとって『鬼門』でしょう。昨年、大事なシーンで精神的な弱さを露呈したので......。またレブロンが第4クォーターでダメになるようなら、ヒートのファイナル進出は厳しいでしょうね。

 そしてファーストラウンドで、一番面白い試合になりそうなのが、第3シードのインディアナ・ペイサーズと、第6シードのオーランド・マジックとの対戦です。椎間板ヘルニアの手術でドワイト・ハワードという核を失ったマジックにとっては、ペイサーズは非常にやりづらい相手だと思います。というのも、ペイサーズの良さは、全員オフェンス・全員ディフェンスの『ガムシャラなプレイスタイル』なんです。今シーズンは強硬スケジュールだったので、ベテランなら「そろそろ疲れが溜まってきたな」と思って自分を抑えようとするものです。しかし若いペイサーズは、後先を考えずに、目の前の試合に全力で戦っていくんですよ。あの怖いもの知らずの勢いは、魅力的ですよね(笑)。

短期決戦ならではの怖さを指摘する佐古氏 レギュラーシーズンではブルズとヒートが安定した戦いぶりを見せましたが、チームの勢い次第で形勢逆転するのが短期決戦の面白いところです。本命がそのままファイナルに進むのか、それとも意外なチームが勝ち上がるのか、プレイオフの魅力をぜひ楽しんでください。

取材協力:WOWOW
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