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【F1】アロンソが予選最下位でも笑顔を見せた理由「今年初めて3回のアタックすべて限界までコーナーを攻められた」 (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Mineoki Yoneya

【ブレーキング時の挙動は大きく改善】

 折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネジャー兼チーフエンジニア(GM)はこう説明する。

「今年のパワーユニットには、エネルギーマネジメントをラップごとに学習していくプログラムが入っています。我々としては(最適化するために)よかれと思って入れているわけです。

 ですが、ドライバーとしては、『ある周はこういうディプロイメントだったのに、学習した結果、あるコーナー手前でのディプロイメント時間が1秒延びることでコーナーに入る車速が速くなり、安定しないので攻められない』ということになります。

 学習しないと最適化には辿り着けないんですが、学習が強すぎるとドライバーとしてはラップごとの一貫性が乏しいと感じてしまう。なので、我々としても学習させるところとさせないところを探っています」

 一方、壁に囲まれたモナコで問題となったブレーキング時の挙動は、かなりの改善が果たされているようだ。

「これまでの課題は、『たとえばFP2はトルクが出すぎて押されるような状態だったのが、FP3ではトルクを抑えすぎて引っ張られるような形になるなど、セッションごとに傾向が変わるのでドライビングのアジャストができない』という状況でした。

 しかし今週は、そこが安定していた。自信を持って攻められたということを(ドライバーたちは)話していました」(折原GM)

◆つづく>>

著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

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