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【F1】アロンソの目に光が戻ってきた「アップデート投入まであと4〜5戦、苦しいレースに耐えるだけ」 (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Mineoki Yoneya

【アップデート投入のタイミングは?】

 アロンソは語る。

「これまでいろんなサーキットでレースをしてきて、どのサーキットで走っても、僕らのマシンの弱点を理解するうえで役に立ってきた。オーストラリアではICEのパワーの不利が大きいことがわかり、中国ではエネルギー量の不利が大きいことがわかり、マイアミとカナダではギアボックスが全然ダメだということがわかり、モナコでは車体の不利が大きいことがわかった。

 どのサーキットでも、僕らのマシンの弱点が露呈してきた。でもポジティブなのは、各領域に対してどんな対策が必要なのか、ハッキリと理解できたということだ。シーズン後半戦にまとめて投入しようとしているアップグレードパッケージでは、そういう問題に対してそれぞれ対策を講じていくんだ」

 今は苦しく、普通のレースでは結果など期待できない。しかし、苦しい状況だからこそできる努力と改善を進めていく。夏に完成する大型アップデート投入までに、その準備を整えていく。

 ホンダの折原GMはこう語る。

「次のアップデートが入るまで、こういった厳しいレースは続いていくと思っています。たとえ21位・22位を争っている時でも、少しでもタイムを縮めよう、少しでもオペレーションで前に出られるようにがんばろう、という姿勢を採り続けます。そういう働き方をチーム全体として構築していくことが、すごく大事なことだと思っています。

 そうやって細かいところまで詰めていく関係性を築いていければ、アップデートが入った時にすぐマシンのパフォーマンスにつなげられるのではないかと思います。見た目のラップタイムや順位はそんなに変わらないと思いますが、少しでもパフォーマンスを上げられるよう、チームと一緒にやっていくしかないと考えています」

 アストンマーティンとホンダは、新たなパートナーシップに必要とされる準備が十分ではなかった。幸か不幸か、初期パッケージが不発に終わった今だからこそ、その準備作業を実戦のなかで地道に進めている。

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