【F1】アロンソはリタイアしてもポジティブ 「このパッケージから、まだあとコンマ数秒は引き出せる」 (2ページ目)
【レースペースは11チームで最下位】
スターティンググリッドに向かう10分間の周回でそれに気づき修正を試みたものの、スタートまでの限られた時間では解決できなかった。だから、70周のレースを走りきるのが難しいことはわかったうえでのスタートだった。
アロンソは20周でピットに戻り、ピットストップ練習とアウトラップのデータ収集だけを行なって再びガレージに戻り、レースを終えた。
「シートポジションが正しくなくて、ラップを重ねるごとにどんどん違和感が強くなっていった。ポイントを争う位置からは大きく後れを取ってしまっていたし、雨が降ってくる可能性もなさそうだから、無理をしないことに決めたんだ」
前戦マイアミGPと同様に、ソフトタイヤを積極的に使うことでマシン差をカバーする戦略を採ったが、生き残ったランス・ストロールもペースは振るわず。キャデラックのセルジオ・ペレスが中団グループで戦う場面を見せたのとは対照的に、アストンマーティン勢のレースペースは11チームのなかで最下位だった。
アストンマーティンの現場責任者(CTO)で実質的なチーム代表代行であるマイク・クラックは、こう説明する。
「フェルナンド(・アロンソ)はしばらく前からシートに不快感を感じながら走っていたが、レースを止めなければならないほどではなかった。しかし、その不快感を覚える部分が、圧力がかかるポイントのようにどんどん悪化していってしまった。今後に向けてはシートポジションを少し見直す必要があるだろう。
F1マシンはできるだけ低い位置に座ろうとするシートポジションになっているが、ここ数年でさらにどんどん寝そべるような姿勢になってきているんだ。これから詳しくチェックする必要はあるが、その寝そべるような姿勢を少し攻めすぎたのかもしれない」
シートポジションの変更は低重心化によるマシン改善の一環ではあったが、いかんせん熟成不足だった。
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