【F1】アストンマーティン・ホンダ「夏までアップデートを投入しない」 アロンソもチームの決断に納得した理由 (2ページ目)
【時間を巻き戻すことはできない】
これから夏休みまで目先のゲインはなく、ライバルとの差が広がっていくという痛みを伴うことになる。だが、それでも3カ月先のステップアップをより大きなものにするために、そしてさらには2027年に向けた開発により精力と予算を注ぐために、アストンマーティンはこのような決断を下したのだ。
「アップグレードは夏の終わりまでないし、次のカナダでも好結果を期待する必要もない。チーム全体がフラストレーションに晒されることになるけど、それでも落ち着いて夏休み明けのシーズン後半戦をよくするために、全力で取り組んでいるんだ」(アロンソ)
もちろんその間に、まだ熟成不足のエネルギーマネジメントやドライバビリティの改善は進められる。ギアボックスにも改良の余地はあり、マシンのセッティング面でもまだまだ改善はできるはずだ。
また、レース運営に関しても、ピットストップは遅く、戦略面でも完璧とは言いがたい。現状のパッケージからパフォーマンスを最大限に絞り出すという点では、やらなければならないことがあるのも事実だ。
「予選とスプリントレースでは日本GPと違って最下位を免れたし、今日の決勝もそうだった。レースの実行能力という点では、やれるだけのことはやれたと思う。しかし、ピットストップ(自体の質)やピットインのタイミングなど、クリティカルな問題はあるので、もっとうまくやれたはずだ。
結果としては、ランス(・ストロール)が下位集団のトップでフィニッシュできたはずだったのに、最大限のレースができなかった。それを忘れるべきではない。こうした要素をしっかりと振り返り、分析していく必要がある」(クラック)
日本GPで今季初完走を果たしたアストンマーティンとホンダは、そこから1カ月の春休みでの徹底的な対策によって振動や信頼性の問題を完全に潰し、マイアミGPではようやく「普通のレース週末」を過ごせるようになった。
2 / 3


