検索

【F1】ホンダだけが悪いのか? マシンの振動問題にニューウェイは「被害者」と言わんばかりの口ぶり (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Mineoki Yoneya

【20〜25分で身体が痺れるように】

「今週末のメルボルンではおそらく5番目のチームだろう。車体としてはQ3に行くポテンシャルがあると言える。車体パフォーマンスだけを見れば中団グループというのが私の評価だ。もちろん間違いなくトップグループからは遅れを取っているが、その差がどのくらいかはわからない。0.75秒とかそのくらいかと思っているけど、1秒くらいかもしれない」(ニューウェイ)

 ICEの出力が乏しく、それゆえに電気エネルギーで補わなければならないため電欠にもなり、エネルギーマネジメントも厳しくなる。パワーユニットの出力不足がラップタイムに与える影響が大きいのだとニューウェイは語り、「5番目のチーム」のポジションにいられない現状の責任はパワーユニットにあると示唆した。

「今週末のGPSデータとTV音声分析をすれば、どのチームも簡単に高い精度で各パワーユニットの出力は解析できる。そこからラップタイム差の原因(車体とパワーユニットの割合)を把握することもできる。特に土曜日に全員が全開で走れば、結果は明らかになるはずだ」

 その一方で、ステアリングを握るドライバーたちは、やや冷静な見方をしている。

 バーレーンで振動に悩まされていたのは事実だが、今週末に投入される対策が功を奏せば15周や25周といった制約に縛られる必要はなくなるし、それを期待しているとフェルナンド・アロンソは語る。

「マシンのすべてが振動しているし、ドライバーだけでなくマシンも苦しんでいる。だから問題を抱えているし、信頼性も乏しくて1日の走行が短くなってしまう。エンジンの振動がマシンのコンポーネントを傷めるし、ドライバーとしても振動を感じて、20〜25分もすれば身体が痺れたようになるし、手も脚もそうなってくる。

 テストはずっと厳しかったけど、テストのあともHRC Sakuraでずっと毎日テストを重ねて何らかの対策が投入されているから、それによってどれだけ改善できているか、問題を解消できるか、明日走行して確認することになる。

 ここ数週間で、日本で改善努力が続けられてきたわけだから、明日マシンをドライブして状況を確認することがまず重要で、それを受けて金曜の夜、土曜の夜にそれからどうするかを決断することになる。僕としてはすべて問題が解決していて、普通のレース週末が送れることを願っているよ」(アロンソ)

3 / 4

キーワード

このページのトップに戻る