検索

【F1】ホンダとアストンマーティンの「ゼロからのスタート」にアロンソも心躍る「次のテストが楽しみ」 (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【次のテストにアロンソも期待大】

 パワーだけで勝てる時代ではない。空力だけで勝てる時代でもない。新時代のF1は、これまで以上にトータルパッケージの勝負になる。

 マシンを作り操るのが人間である以上、それは人間の勝負になる。そこに関わる人々がいかにハイレベルな共同作業を果たせるか、という勝負だ。

 初日のドライブを終えたアロンソは言った。

「昨日はランス(・ストロール)、そして今日は僕がマシンに乗って走れたのは、本当に特別な気分だった。エイドリアンとホンダ、アラムコ(サウジアラビアの国営石油会社。アストンマーティンのタイトルスポンサー)とともに作りあげた初めてのマシンだし、新レギュレーションの下で作られたマシンでもある。

 この2週間は本当に大忙しで、ファクトリーはマシンの準備に追われてきた。だけどなんとか、バルセロナ合同テストの最後の2日間に間に合わせることができた。これはチームのみんなの並々ならぬ努力の賜(たまもの)だよ。本当にすばらしい2日間だったし、現場とファクトリーのチームのみんなに感謝している。今は次のバーレーン(テスト/2月11日〜)が楽しみだよ」

 アストンマーティンとホンダが挑むチャレンジは、ゼロからのスタートであるがゆえに、そう簡単にはいかないだろう。

 ニューウェイを擁し、政治も予算も関係なく、ただただ純粋にパフォーマンスを追求するアストンマーティン。苦境に耐えながらも技術と情熱でそれを乗り越え、レッドブルとともに世界の頂点まで這い上がってきたレース屋のホンダ。その両者がタッグを組んで、新たな挑戦に挑む。

 だからこそ、我々をワクワクさせてくれる何かが、そこにある──。

著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

【写真】レーシングドライバー・岩佐歩夢インタビューカット集

3 / 3

キーワード

このページのトップに戻る