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【F1】角田裕毅の5年間を振り返る 怖いもの知らずの1年目はデビュー戦9位・最終戦で自己最高4位 (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

「今週末は全体を通してペースが非常によかったです。レースペースもあそこまでいいとは、正直思っていませんでした。最後はバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)を抜いて4位でフィニッシュすることができましたので、この結果にはとても満足しています。

 ターン9の前で少しミスがなければ、カルロス・サインツ(フェラーリ)を抜くことができたかもしれません。今週は特に自信を取り戻すことができました。ここまで長い道のりでしたが、それができたのは来年に向けて、とてもいいことだと思います」

(3)2022年@第4戦エミリア・ロマーニャGP

 新規定の初年度となった2022年。アルファタウリAT03は完成度が高くなく、マシン特性もそれまでとは真逆で、角田にとっては扱いづらいマシンとなってしまった。

 エミリア・ロマーニャGPの舞台イモラ・サーキットは、角田が初めてF1マシンをテストドライブした場所だ。チームにとっても地元であるだけに、角田も経験豊富で自信のあるサーキットである。ただ、前述のように1年前のここで予選でクラッシュという大きな挫折も味わっている。

 そのイモラで角田は、土曜朝の予選は16位ながらガスリーを上回り、スプリントレースでも12位へとポジションを上げ、そのグリッドからスタートした決勝ではセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)やケビン・マグヌッセン(ハース)をコース上で抜き、7位まで挽回して入賞を果たした。

 まだ未成熟だった当時のスプリントフォーマットのなかで這い上がっていったことも見事なら、週末を通してガスリーを上回ったことも大きかった。

「クルマはよかったと思います。(スタートポジションとしては)ポイント圏内にいたわけではなかったので、失うものはないし、毎周プッシュしていました。そのなかでもミスのないようにできるだけ限界で走って、どのオーバーテイクも一発で決めることができたので、そこはよかったなと思います。去年のアブダビGPと並ぶくらい、いいレースだったと思います」

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