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【F1】角田裕毅にとって運命の2連戦 「予選一発の速さ」さえ改善すれば上位を狙える戦闘力 (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【いいアイデアが見えてきた】

 ロングランの問題から脱却できたからこそ、今度は予選一発の問題が浮き彫りになった。

 シンガポールでは予選Q2でタイヤのグリップを引き出せず15位に終わった。それは、やはりタイヤの熱入れに問題があったせいだと角田は見ている。

「あとはショートランがすべて、そこはタイヤのウォームアップに起因していると思います。シンガポールではショートランで苦戦しました。

 FP2の赤旗で邪魔をされてしまったせいで、本来ショートランに集中するFP3でロングランをやらなければならず、妥協を強いられたところもあった。そういう状況では、まだRB21に自信を持ちきれていないことが影響してしまうのかなと思います。

 レーシングブルズとはアプローチの仕方がまったく違うので、昇格直後からずっと少し苦戦しているところなんですけど、いくつかいいアイデアが見えてきています」

 決勝のスタート直後に大きく順位を落としたのも、位置取りの不運は大いにあったものの、走り始めのタイヤのグリップが不十分でブレーキングで自信を持って攻めていけなかったことも、少なからず影響していたとみられる。決勝直前の雨で路面が濡れていたこともあり、やはりタイヤのウォームアップはここでも課題になっていた。

「位置取りの運・不運だったり、ブレーキングにどれだけ自信を持って攻めていけるかは、タイヤのウォームアップとも絡み合った問題だと思います。特にダンプコンディション(湿った路面)だったので、タイヤのウォームアップに関してはもう少し改善できたところはあったと思いますし、次に同じような状況があればもっとうまくやれると思います」

 フェルスタッペンに逆転ドライバーズタイトル獲得の可能性があるため、チームとしてはエース優先の姿勢を採らざるを得ず、依然としてマシンパッケージには差がある。シンガポールではそれがタイヤをうまく使いきれず、アンダーステア傾向になった一因でもあった。

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