【F1】角田裕毅は今年のシンガポールGPが楽しみ 「異例の手法」で苦手サーキットに挑む (3ページ目)
【金曜にいい結果が出なくとも...】
そのアイデアのひとつとしてあるのが、前述のような最大ダウンフォースの空力パッケージではなく、ややダウンフォースを削ってストレートで稼ぐという方向性だ。これまでにない異例の手法だが、それこそがまさに今のレッドブルが採っているアグレッシブな姿勢というものだ。
「ここはハンガリーほどハイダウンフォースを必要としないかもしれません。以前のシケイン(ターン15〜18)があった時は間違いなくハイダウンフォースサーキットでしたけど、今は4本のDRS(※)ゾーンがあるので少しダウンフォースレベルを下げても戦えそうですし、それが僕らにとっては助けになるかなと思います」
※DRS=Drag Reduction Systemの略。追い抜きをしやすくなるドラッグ削減システム/ダウンフォース抑制システム。
だからこそ、金曜日で目に見える結果が出なくとも、予選・決勝では最高のパフォーマンスを引き出してくる。それが連勝した過去2戦のレース週末だった。
その点において王者マックス・フェルスタッペンにやや後れを取っていた角田も、バクーではそのアグレッシブな手法を採るための土台固めができた感触をつかめている。
だからこそ、言える。
「今まで以上に自信がありますし、特に自分自身の走りに関しては自信があります」
角田裕毅がシンガポールの週末にどんな走りを見せてくれるのか、楽しみにしたい。
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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