【F1】角田裕毅は今年のシンガポールGPが楽しみ 「異例の手法」で苦手サーキットに挑む (2ページ目)
【RB21の真価が問われる今週末】
レッドブルが急激にマシンを改善させて連勝したイタリアGPとアゼルバイジャンGPは、いずれもストレート主体でロードラッグ仕様の空力パッケージを使用するサーキットだった。
しかし、ハンガリーGPやオランダGPなど真逆のハイダウンフォースサーキットではこれまで苦戦してきたレッドブルだけに、同じくハイダウンフォースのシンガポールGPでも苦しむ可能性がないとは言えない。ましてや、ここ数年は毎年のように苦しんできたシンガポールだ。
ただ、昨年はマクラーレンと0.2秒差の2位であり、決して苦手としているわけではない。今年のオランダGPにしても、マクラーレンに次ぐ2番手だった。ハイダウンフォースサーキットではマクラーレンが強すぎた、と言うほうが正しいだろう。
フロアの改良やセットアップ方向性の変更によってドライバーが扱いやすいマシンとなったRB21の真価は、ついにこのシンガポールで問われることになる。
「レッドブルのクルマがダウンフォースレベルの低いサーキットのほうに合っているのは事実です。ハンガリーやオランダに比べれば、(モンツァやバクーでの)ペースのよさは明らかでした。それにここはバンピーで、伝統的にレッドブルがあまりいい結果を出せていないサーキットでもあります」
角田自身もそう認める。
ここ数戦でレッドブルが採り始めたドライバーフレンドリーなマシン作りに加えて、フリー走行でさまざまなトライをしてアグレッシブにマシンの限界を探っていく手法が、今週末のシンガポールでも新たな境地を見せてくれそうだ。
「ここ数戦はいい流れができているのも事実で、他チームがシーズン中にはやらないようなことまで毎レースいろんなことを試しながら、セットアップ的にもいい方向に進んでいます。今もまだ新しいことを見つけようとトライを続けていますので、ハンガリーやオランダとは違ったパフォーマンスを発揮できると思っています」
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