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【F1】角田裕毅「タイヤがコーナーごとに溶けていく」 レッドブルマシンの「グリップがどんどん下がる」原因究明は急務 (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【ペースを維持することは不可能】

「あれは僕のミスです。不必要な接触でしたし、僕が悪いです。あの状況のなかでは、あと1周待つべきだったと思います。とてもプアな仕掛け方だった。こういう結果になってしまって、チームに対してもものすごく申し訳なく思っています」

 その後、角田の前を走っていたオコンが10位入賞を果たしたことや、最後尾スタートのニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が巧みにトラフィックをかわしてフリーエアで走り、2ストップ作戦で9位入賞したことを考えれば、角田も9位争いを繰り広げるチャンスはあったはずだった。

 ミスについては全面的にチームに謝罪した角田だが、予想以上にタイヤのグリップ低下が激しくペースが遅かったことについては、原因を究明することが急務だと言う。

「最初の数周は、かなりいいフィーリングでした。でもしばらくすると、タイヤがラップごとどころかコーナーごとに溶けていってしまうような感触で、毎ラップどんどんグリップが下がっていったんです。

 あの状況では、ペースを維持することは不可能でした。今週末はいろんなことを試していたので、こういう結果になった理由はこれからしっかりと分析したいと思います」

 マックス・フェルスタッペンが1周目に追突されてリタイアしてしまっただけに、比較データがないのはつらいところ。フロントウイングのダメージによるものなのか、ドライビング面で改善すべき点があるのか、角田はすでに次のステップへと目を向けている。

「予選ペースはレースごとにどんどん向上していますので、それはいいことだと思います。でも、レースペースに関しては別で、特に今日はタイヤのグリップが全然維持できていなかった。

 ドライビングスタイルの面で何か違ったやり方があるのか、マックスが僕とまったく違うやり方をしているところが何かないのか──。試せることはすべて試していって、改善努力を続けていきたいと思います」

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