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【F1】角田裕毅はレッドブルの繊細なマシンを乗りこなせるか「自信は日本GPの時より深まっている」 (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【「シーズン末までユウキを乗せる」】

「レーシングブルズのマシンのパフォーマンスを引き出し、速く走らせるためのマシンバランスやセットアップはわかっていました。でも、このマシンを最も速く走らせる方法論はまだ把握できていません。

 日本GPで『これがいいだろう』と思ってFP2で試したら、マシンのフィーリングとしては気持ちよく走れましたし、FP1より速く走れると感じたんです。だけど、ラップタイムはFP1より遅かった」

 FP3ではフェルスタッペンと同じく、リアのトリッキーさをドライバーの腕で対処しながら、「乗りにくいが速さを発揮できるマシン」へと戻した。

 ただし、これはあくまで現状のマシンに対する「妥協案」でしかなく、本当に目指さなければならないのは、マシン自体の悪癖を解消すること。それはレッドブルの技術陣も認識している。

「つまりRB21は、マシンのトリッキーさがラップタイムにつながっていて、それにうまく対処しながら走る必要があるんです。鈴鹿ではマックスが予選ですばらしいアタックラップを決めましたけど、こういうセットアップにうまく対処しているのはすごいことです。

 ただ、(フェルスタッペンでさえ)このマシンバランスの問題が僕らの足枷(かせ)になっているのは確かですし、現状で最速のマシンではないこともわかっている。セットアップにしてもこれがシーズンを通して進むべき方向でないこともわかっているので、今後に向けてそこを改善しようとしているところです」

 その点に関しては、現状のマシンに苦戦していたリアム・ローソンやセルジオ・ペレスではなく、角田のドライビング能力とフィードバック能力が必要だというのが、レッドブルの判断だ。つまり、フェルスタッペンがひとりで四苦八苦しながら改善策を模索していくのではなく、2台のデータを使って改善を進めていく必要があるというわけだ。

 日本GPの週末の時点で、すでにそれが可能だと判断したヘルムート・マルコは、「シーズン末までユウキを乗せる」と明言している。

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