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【F1】かつてのライバルたちが語る10代の角田裕毅「予選落ちした大会の文句ばかり言っていた(笑)」 (3ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro

 あと、角田は抜く時にけっこうズバッと飛び込んできます。ブレーキもうまいですね。F2時代や今のF1でもそうだと思いますが、あの感じはカート時代からありました。速いのは大前提として、バトルが強いという印象はあります」

 F1でもファンを魅了する角田の鋭いオーバーテイクは、三宅によるとカート時代から健在だったという。

「速く走るうえで、ブレーキングは大事です。それができることは当たり前なんですけど、角田はタイヤがロックするかしないかのギリギリのラインを探るのがうまくて、『鋭く一発』で決められる印象です。カート時代も、距離が離れているところから飛び込んできても、しっかり止まっていたので、そういうところがうまいなと感じていました」

 角田のレッドブル昇格について、三宅はこう語った。

「レッドブルのドライバーと一緒に競り合った過去を持っているのは光栄ですね!」

 かつてのライバルの活躍を期待している様子だった。

【名取鉄平(なとり・てっぺい)24歳】

 角田が日本のシリーズを最後に戦ったのは2018年のFIA F4選手権。角田は14戦中7勝を挙げてチャンピオンを獲得したが、そんな彼と最後まで年間王座を争ったのが、現在スーパーGTのGT500クラスでKONDO RACINGのドライバーを務める名取鉄平だ。

「速かったですね。常にトップにいましたから。FIA F4の開幕戦は僕が勝ったんですけど、その時は角田にアクシデント(リタイア)があったなかでの優勝でした。その後は彼が常にトップで、僕が2番手という感じ。なんとか彼を倒さないと、上に行けない状況でした」

 当時の角田をそう振り返った名取。FIA F4参戦2年目の角田に対して名取は1年目と、経験値の差も大きかったが、それでも「後半戦は僕がポールを獲ることもありましたけど、彼はレースでの強さがありましたね」

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