【F1】角田裕毅の契約は2025年限り 前半戦のレース次第では有力チームからオファーもある (4ページ目)
新人ドライバーの中で唯一トップチームからのデビューとなるだけに、アントネッリには最も大きな注目が集まっている。イタリアGPでFP1に出走した際には、最初から全開でプッシュして5周目にクラッシュする"大物ぶり"を見せただけに、恐いもの知らずのアントネッリがどんな走りを見せるのか楽しみだ。
フェラーリ育成のオリバー・ベアマン(19歳)は、すでにフェラーリとハースから3戦に出場している。その実力は折り紙つきだ。
しかし、ハースではしっかりと結果を残すことが求められる。雨のサンパウロGPではミスを連発する場面もあった。これまでのスポット参戦やFP1出走とは違い、最初からレース週末全体を想定して準備を重ねたベアマンがどんなレースを見せるのか、今まで以上に厳しい目が向けられる。
アルピーヌのジャック・ドゥーハン(21歳)、レーシングブルズのイザック・アジャ(20歳)は、ともにFIA F2で結果を残しながらチームのテストやシミュレーター作業で経験を積んできている。それだけにシーズン前半戦でどれだけ結果を残せるか、チェックされる立場でもある。
キックザウバーからデビューするガブリエル・ボルトレート(20歳)は、2023年にFIA F3、2024年にFIA F2をストレートで制してきた。シャルル・ルクレールやジョージ・ラッセル、オスカー・ピアストリと同じ超エリート街道だ。
昨年マクラーレン育成に入ったばかりで、旧型車テストが1日、ルーキーテストが1日と、新人5人のなかで最もF1経験が少ない。チームも2026年のアウディワークス移行を控えており、ボルトレートに対しても1年かけてじっくりと育成していく姿勢を見せている。
ひと口に新人と言っても、それぞれが異なるチーム力、経験値からのスタートであり、1年目で目指すゴールも異なる。そんななかで彼らがどんな走りを見せ、どんなキャリアを歩んでいくのか楽しみだ。
(つづく)
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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