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F12025年のルーキーたちを中野信治が分析 いま求められるドライバーの資質とは? (4ページ目)

  • 川原田 剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi

【ドライバー起用法の変化の裏側】

 最近、F1での若いドライバーの起用法が変わってきているように感じます。たとえばF2のような下位カテゴリーで2〜3年もかけてチャンピオンを獲ってからF1にステップアップさせるのではなく、下位カテゴリーでいきなりチャンピオンに限りなく近いところまで活躍したドライバーはすぐにでもF1に上げてしまうという流れができつつあるように見えます。

 スピードと才能のある若いドライバーをF1に上げたあと、チームが難しいコンディションの時にミスしないようにしてコントロールしながら1年をかけて成長させる。参戦2年目になっても使いものにならなかったら、下位カテゴリーからまた新しいドライバーを引っ張ってきて、どんどん入れ替えていく。

 ある意味、厳しい面がありますが、そういう若手の採用システムをF1が取り入れ始めていることを僕自身、すごくポジティブに受け止めています。

 若いドライバーたちにどんどんチャンスを与えたほうが見ている側もおもしろいし、投資する側も効率がいいという側面もあると思います。いずれにせよ2025年シーズンは若い選手がグリッドに増え、新しい時代に突入していくと感じています。

終わり

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【プロフィール】
中野信治 なかの・しんじ 
1971年、大阪府生まれ。F1、アメリカのカートおよびインディカー、ルマン24時間レースなどの国際舞台で長く活躍。現在は豊富な経験を活かし、ホンダ・レーシングスクール鈴鹿の副校長として、F1参戦を目指す岩佐歩夢をはじめ、国内外で活躍する若手ドライバーの育成を行なう。また、DAZN(ダゾーン)のF1中継や毎週水曜のF1番組『WEDNESDAY F1 TIME』の解説を担当。

著者プロフィール

  • 川原田剛

    川原田剛 (かわらだ・つよし)

    1991年からF1専門誌で編集者として働き始め、その後フリーランスのライターとして独立。一般誌やスポーツ専門誌にモータースポーツの記事を執筆。現在は『週刊プレイボーイ』で連載「堂本光一 コンマ1秒の恍惚」を担当。スポーツ総合雑誌『webスポルティーバ』をはじめ、さまざまな媒体でスポーツやエンターテイメントの世界で活躍する人物のインタビュー記事を手がけている。

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