【F1】角田裕毅も苦笑いするほどの力不足だったカタールGP「あんなに遅かったのは初めて」 (2ページ目)
【予選14位のクルマは14位なりのペース】
角田からも悔しさというより、あきらめの苦笑いが漏れるほどのペースのなさだった。
「タイヤマネジメントもせずに全力で走ったんですけど、あんなにペースが遅かったのは初めてです。カタールはオーバーテイクが難しいサーキットなのに、いとも簡単に次々と抜かれてしまいました。とにかくペースがありませんでした」
サーキット特性がマシンに合っていないのは、予選14位という結果からも明らかだった。
しかし、RBと角田にとって不運だったのは、タイヤのデグラデーション(性能低下)が小さかったことだ。
昨年よりも2カ月近く開催時期が遅くなったこともあり、決勝日は肌寒さを感じるほどの気候だった。そのため、タイヤへの負荷は減った。さらには、今年はF2やF1アカデミーといったサポートレースも豊富で、路面コンディションの改善も進んだ。
そして、高速コーナーが多くタイヤへの入力エネルギーが高いサーキットだけに、ピレリはC1、C2、C3という最も硬いタイヤを持ち込んでいた。
その結果、決勝ではタイヤのデグラデーションが小さく、誰もがタイヤマネジメントとは無縁でプッシュし続ける、というレース展開になった。
それはつまり、タイヤマネジメントの勝負ではなく、純粋なマシンパフォーマンスの勝負になるということである。予選14位のクルマは14位なりのペースでしか走ることができない、ということを意味していた。
「デグラデーションがそれほど大きくなかったこともあって、オーバーテイクするのはかなり難しかったですね。そうなるとマシンの純粋な速さの勝負になるので、タイヤマネジメントをうまくやって逆転するといったようなチャンスは生まれませんから」(角田)
ガスリーが5位フィニッシュを決めたアルピーヌは59点までポイントを伸ばし、スプリントと決勝の両方でポイントを稼いだハースは54点。そして、レース週末を通してノーポイントに終わったRBは46点のまま。
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